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栃木県宇都宮市――この街に、巨大な地下空間があるというのをご存知でしょうか。その正体は、大谷石を切り出すための地下採掘場。大谷石とは、宇都宮市大谷町付近で採掘できる軽石凝灰岩（ぎょうかいがん）のこと。古くから建材としても使われているそうです。多くの建材を取り扱っているタカラレーベンとしても、とても興味深いテーマではあります。そこでT’s WEB取材班は、いざ大谷資料館へ。地下30〜60メートルに眠る2万平方メートルにもおよぶ巨大な地下採掘場跡に潜入し、美しく幻想的な世界をカメラに収めました。
最も深いところでは地下60ｍもあるという巨大な地下空間に到着
いよいよ採掘場のなかへ、いざ出発進行！！
館長さんのお話も、しっかり聞けたよっ！
いよいよ採掘場のなかへ、いざ出発進行！！
最も深いところでは地下60ｍもあるという巨大な地下空間に到着
館長さんのお話も、しっかり聞けたよっ！
｢大谷石｣とは
石の里として知られる宇都宮市大谷町付近で採掘できる、流紋岩質角礫凝灰岩の総称です。耐火性に優れ、石質が柔らかく加工しやすいのが特徴。他の岩石よりも軽く、食品の腐敗を抑えるゼオライトを含んでいるため、古くから石蔵などの建材として使われてきました。さらにゼオライトの多孔質構造は、消臭やシックハウスの防止にも効果的。現在では薄く板状に加工できるようにもなり、内装をはじめとした多彩な用途に活用されています。
天井の高い大きな空間と大きな壁に、圧倒されちゃう！
ROCKSIDE MARKET
幻想的な世界に浸ったあとは、大谷石にまつわる様々なお土産品を購入することができ、カフェとしても利用できます。
大谷石の魅力や採掘の歴史を知ることができる資料館。江戸中期から始まった大谷石の採掘方法や道具の移り変わりなどを伝える資料が展示されています。息を呑むのは、実際に採掘場として使われていた2万平方メートルもの地下空間。平均気温8℃前後というひんやりとした空気と、まるで巨大な地下要塞といった厳かな雰囲気は、まるで幻想的な別世界へと迷い込んだかのよう。そのため映画やアーティストのMVといった撮影現場としてもよく利用され、近年ではロケ地を巡るファンの姿も少なくありません。他にコンサートや演劇、パーティー会場などとしても利用されています。
- 〒321-0345 栃木県宇都宮市大谷町909
- TEL. 028-652-1232 FAX.028-652-0010
- 開館時間 4月～11月9：00〜17：00 (最終入館16：30まで) 12月～3月9：３0〜1６：３0 (最終入館16：０0まで)
- 休館日 4月～11月無休 12月～3月毎週火曜日休館（火曜日が祭日の場合翌日休館）年末・年始 12月26日～1月1日休館
- 臨時休館の場合もありますので電話でご確認ください
