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劇場都市構想とは?現代都市の在り方を池袋に見つけた。

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豊島区役所庁舎10階屋上庭園「豊島の森」からの眺望

豊島区役所庁舎10階屋上庭園「豊島の森」からの眺望

誰もが主役になれる劇場都市を目指した「国際アート・カルチャー都市構想」

いま、池袋は大きな変革を遂げている。2014年、23区で唯一「消滅可能性都市」として豊島区が指摘されたことを機に大改革を推進。その軸となっているのが、 “まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市”を目指した「国際アート・カルチャー都市構想」である。2015年以来、多様な文化資源を有する豊島区の強みを最大限に活かしながら、安全・安心な人間優先の整備を進め、舞台として開放していくことで、世界からアート・カルチャーの魅力で人や産業を惹き付ける持続発展の都市づくりを行っている。
この都市構想に基づき、区民、町会、商店街、区内企業、大学、区等が一丸となって取り組む「オールとしま」の体制で推進してきたまちづくりは高く評価され、2020年7月には、内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に都内で初めてダブル選定された。着実に成果を上げている都市構想によって大きく変わった池袋の風景に迫ってみたい。

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ホールやシネコンなど8つの劇場が入る「Hareza池袋」が誕生
Hareza

2020年7月、池袋の中心地に「国際アート・カルチャー都市構想」のシンボルプロジェクトとしてオープンしたのが、「Hareza(ハレザ)池袋」である。
としま区民センターや中池袋公園などが位置する周辺エリアの総称で、最大の特徴は8つの劇場を備えているということ。
ミュージカルや大型商業演劇、伝統芸能など、幅広い演目を上演するホールや、
インターネット配信も可能な未来型ライブを行う舞台など、様々なカルチャーが一堂に会する場を完備。
アートとカルチャーが融合することで、まち全体に新しいにぎわいが創出されている。

Hareza
Hareza
Hareza
Hareza
中池袋公園

以前は砂地の舗装だった公園をフラットな石張り舗装に整備。様々なイベントに対応できるオープンスペースとして生まれ変わった。園内には、「アニメの聖地・池袋」の発信拠点にふさわしくアニメカフェを設置。人気アニメとコラボしたフードやドリンクを販売している。Hareza池袋のグランドオープン時には、人気声優やアニソン歌手によるトークショーやミニライブが開催された。

中池袋公園

池袋駅周辺の街を変える公園整備が2020年に完了
池袋西口公園

豊島区では、国際アートカルチャー都市構想の基本コンセプトである「まち全体が舞台の、誰もが主役になれる劇場都市」の実現に向け、
まちの価値を高めていくための起爆剤として、池袋駅周辺の4つの公園を整備。
2016年の南池袋公園リニューアルを皮切りに、中池袋公園、池袋西口公園を次々とリニューアル。
2020年7月にイケ・サンパークがオープンしたことで4つの公園すべての整備を終えることに。
これら4つの公園をつなぐ新たな移動手段として「IKEBUS」という電気バスを走らせ、池袋のまち全体の回遊性を高めている。

池袋西口公園

2019年11月、野外劇場や情報発信のための大型ビジョン、カフェを併設した劇場型公園としてリニューアル。中空部に設置された直径35mの巨大リング型モニュメント「GLOBAL RING」には、1万球以上のLEDライトや8chのサウンドシステム、大型ビジョンなどの最新技術を搭載。災害時のインフォメーション機能を備えたほか、デジタルアートコンテンツの上映も可能となっている。

池袋西口公園

池袋西口公園
池袋西口公園
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イケ サンパーク
イケ サンパーク
イケ サンパーク
イケ サンパーク
イケ サンパーク
イケ サンパーク

普段は都会のオアシスとして利用でき、災害時には防災の拠点となる、区内最大の広さをもつ「としまみどりの防災公園(愛称:イケ・サンパーク)」が、2020年7月にオープン。園内には様々な業態が出店する「コト・ポート」と呼ばれる小型店舗や総席数130席のカフェなどがあるほか、新鮮な野菜や果物などを販売するマルシェ「イケ・サンパーク ファーマーズマーケット」が毎週土日に開催されている。

イケ サンパーク

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南池袋公園
南池袋公園
南池袋公園
南池袋公園
南池袋公園

南池袋公園

広大な芝生と開放感抜群のカフェが印象的な公園。寝転んで過ごすことのできる広場の芝生は、夏向きの品種と冬向きの品種を、季節に合わせて交互に育てているため、年間を通じて緑を楽しむことができる。園内にはソメイヨシノや山桜など約2500本の草木が植えられているほか、小山から滑り降りる滑り台やシーソー、回転遊具などもあり、たくさんの親子連れで賑わっている。

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豊島の森
豊島の森
豊島の森
豊島の森

豊島の森豊島区役所庁舎10階屋上庭園

庁舎を丸ごとミュージアムと見立てて2015年5月に誕生した豊島区本庁舎。その屋上10階には、かつての豊島区の自然を再現した「豊島の森」が整備されており、誰でも気軽に入ることができる。区内を流れる荒川水系のいきものを観察できる水槽やビオトープなども設けられており、豊島区の植生や生体など自然のしくみを学びながら憩える場となっている。

誰もが安心して文化を楽しめる、アート・カルチャーの国際拠点へ

持続発展する都市として、誰もが主役になれるまちを目指す豊島区。国際アート・カルチャー都市への歩みは、「SDGs未来都市」や「自治体SDGsモデル事業」に選定されたことで、SDGsの理念や将来像という視点でも評価を得られた。これを受け、2020年には「としまSDGs都市宣言」を制定。社会的孤立ゼロを目指した「高齢者にやさしいまちづくり」を推進し、「子どもと女性にやさしいまちづくり」を目指して2020年には待機児童ゼロを達成、災害対策拠点としての機能強化などを盛り込んだ「さらに安全安心なまちづくり」を掲げるなど、誰もが住み続けたいと思えるまちづくりを今後も継続する。
また、池袋と羽田空港を直結させる「羽田空港アクセス線」の開業(2029年度)も計画されており、豊島区としても、池袋のさらなる国際化を目指して文化レガシーに磨きをかけるとともに、池袋駅東西連絡デッキの整備、池袋駅とサンシャインを結ぶLRT(次世代型路面電車システム)の導入などの検討を進めている。国籍、年齢、性別などを問わず、誰もが安心してまちなかを回遊しながら文化を楽しむことができるアート・カルチャーの国際拠点へと躍進する、これからの池袋エリアに注目していきたい。

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建築、緑やアート、そして人々が放つエネルギーで、街は煌めきはじめる。
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