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倉敷児島Jeans

Kojima" where is the birthplace of Japanese jeans is located.
倉敷児島発、世界に誇れるMADE IN JAPAN。

地球を着る。

言わずと知れた国産ジーンズの発祥地“岡山県倉敷市児島地区”。
国産ジーンズが誕生して半世紀。いまや「地球着」とも言われるジーンズの「その奥深さ」「魅力」「楽しさ」を体感する。

繊維の町としての発展から生まれ、
世界も認めた「国産ジーンズ」の聖地。

国産ジーンズ発祥の地として知られる岡山県倉敷市児島地区。もともと瀬戸内海に浮かぶ島であったこの地区が干拓によって陸地となったのが、およそ400年前の江戸時代のこと。雨が少なく温暖な気候であり、なおかつ塩分を含んだ新田が綿の栽培に適していたことから、この街で繊維産業が花開いたという。刀の柄に巻く真田紐から始まった繊維製品は、人々の生活様式の変遷とともに、足袋、そして学生服へと移行。昭和中期には、日本一の学生服の産地として知られるようになる。そうした縫製技術を活かし、1965年には国内で初めてジーンズを生産。以降は時代のトレンドに合わせ、ブリーチ加工、ストーンウォッシュ、ケミカル加工、レトロウォッシュなど、様々な加工を施すことで加工技術も進化することとなった。2000年代に入り世界的にジーンズブームが到来すると、こうしたジーンズの加工技術の高さを海外も評価。今では児島地区におけるジーンズの生産技術が、世界のジーンズ産業に大きな影響を与えるまでになっている。

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繊維の町として発展し、国内で最初にジーンズ生産を手がけたことでも有名な児島地区。そんなジーンズの聖地としての趣を楽しめるのが、味野商店街で400mほど続く「児島ジーンズストリート」である。地元のジーンズメーカーが店舗を構え、高品質でオリジナリティあふれるジーンズを手に取ることができる。

Betty Smith

世界で唯一、ジーンズをテーマとしたアミューズメントへ。

児島地区でジーンズに触れるなら、ぜひとも足を運びたいのが「Betty Smith JEANS MUSEUM&VILLAGE(ジーンズミュージアム&ヴィレッジ)」である。国内初のレディースジーンズのメーカーであるベティスミスが本社周辺に構える、ジーンズをテーマとしたアミューズメントエリアだ。日本初となるジーンズの博物館「ジーンズミュージアム1」や国産ジーンズの歴史を学ぶことのできる「ジーンズミュージアム2」、ジーンズ作り体験の体験工場、買い物が楽しめる「ベティズストア&アウトレット」「ドームマルシェ」、野菜の収穫ができる参加型農場の「Betty’sファーム」、ヴィレッジ専用のガーデン&ドッグランなど、世代を問わず幅広く楽しめるスポットが充実している。

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日本最古のジーンズ工場

ベティスミス本社児島工場
ベティスミス本社児島工場

ベティスミス本社児島工場は、国産ジーンズが児島で生産され始めた当初から縫製を続けている日本最古のジーンズ工場。デニムの味を引き出す古いミシンと、製品のクオリティを上げる新しいミシン、そのどちらも活用しながら、こだわりのあるジーンズを生産し続けている。工場が稼働する平日は、縫製の様子を見学することも可能だ。

ジーンズミュージアム1

ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1

2003年に開館した日本初となるジーンズの博物館。こちらの1号館では、アメリカで誕生したジーンズの歴史やその時代背景をパネルと展示品で紹介。児島の観光スポットとしても人気で、現在では年間約5万人が訪れている。

ジーンズミュージアム2

ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1
ジーンズミュージアム1

国産ジーンズの歴史と技術をテーマとした展示を行っているのが、2014年にオープンしたジーンズミュージアム2号館。1970年代に稼働していた洗い工場をリノベーションし、当時の工場をそのまま展示。懐かしい広告ポスター等の展示も鑑賞できる。

今なお稼働する日本最古のジーンズ工場では、現在は月間1000本のジーンズを生産。機械で大量に生産するのではなく、工場の広さに対して少数の職人が一本一本丁寧に製造するのが特徴。生地や素材を選んで体型にも合わせられる「世界に一本だけ」のオーダージーンズの製造に人気が集まっている。地元では高校や専門学校などでジーンズの製造を教える教育地盤が整っているため、こちらの工場に勤務する職人も「将来は自分の店を持ちたい」という夢を持った若者が多いという。

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国産ジーンズ発祥の地、岡山県倉敷市児島に本社を構える
日本初のレディースジーンズメーカー「株式会社ベティスミス」
代表取締役社長・大島康弘さん

前述の「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」を運営しているのが、日本初のレディースジーンズメーカーとしてスタートし、今では男女問わず幅広い世代を対象としたこだわりのジーンズ製造を手がける株式会社ベティスミスである。ジーンズの聖地である児島の発展とともに歩み続けてきた同社の歴史について、代表取締役社長 大島康弘さんに話を伺った。
「マーケットのニーズは時代によって変わります。例えば80年代には安価であることが求められ、量販店が台頭しました。デザインにもトレンドがあり、ジーンズも様々な加工が生まれました。現在では、エコな製品や、こだわりのある一点モノが愛されるように移り変わっています。今日の私たちがあるのは、こうした“市場=お客様”のニーズに応え続けてきた結果といえるでしょう。現在はパーソナルなものづくりが求められていますが、カスタマイズという言葉が主流となる前より、当社ではオーダーメイドジーンズを手がけてきました。
また、昨今は“モノからコト”という体験型が主流にもなっています。ただジーンズを購入するだけではなく、そこに観光という要素が加わります。このように時代ごとのニーズに常に寄り添っていたら、縫製や加工の技術も上がり、商品のラインナップも増え、より多くのお客様にご愛顧いただくようにもなりました。そして気がつけば創業からおよそ60年──こうした進化と発展は、私自身も実に面白いと思います」

ペンケースから始まり、ポーチ、コインケース、マスク、スマホケースなど……。
廃棄されていたデニムのハギレを活用した「エコベティ」が、地元のお土産として大ヒット。

時代のニーズに寄り添った商品として、ベティスミスでヒット商品となっているのが、デニムの端切れを使ったエコベティである。大島社長に誕生秘話を聞いた。 「児島地区にとってジーンズが地場産業であると地元の小学校の教科書に紹介されると、当社の工場へ社会科見学に訪れたいという声をいただくようになりました。そこで2002年より工場見学を受け入れることにしたのですが、『見学のおみやげはありませんか』というリクエストをいただくようになったのです。そこで、デニムの端切れをかき集め、倉庫に眠るボタンやファスナーを使って小さなペンケースを作り、小学生の皆さんにプレゼントするようにしました。これがエコベティの始まりです。現在ではインテリアやトラベルアイテムなど様々な種類のアイテムを取り揃え、サービスエリアや空港、JRの車内販売などでも取り扱っていただけるようになりました」

ジーンズミュージアム
ジーンズミュージアム
倉敷児島風景
Kojima" where is the birthplace of Japanese jeans is located.

倉敷児島発、世界に誇れるMADE IN JAPAN。

かつて瀬戸内海に浮かぶ島だった児島地区。 ジーンズの聖地としての歴史を紐解けば、 綿の栽培に適した温暖な気候のもと、 繊維の町として独自の進化を遂げてきた変遷があった。 真田紐、足袋、学生服、そしてジーンズへ。 時代に応えながら縫製・加工技術を高めてきたからこそ、 淘汰されることなく、今日の隆盛へと連綿とつながっている。 世界に誇るメイドインジャパン・ジーンズの、こうした軌跡と未来への可能性を、 ぜひ一度現地で体感してみてはどうだろうか。。

倉敷児島Jeans
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